5/17Tue ランニング日記

くもり

久々の、ほんとうに久々ランニング。
アップルウォッチはいらない。気ままに走ろう。

止まったり、歩いたり休憩をはさみながら。走行距離は、自分がもういいと思うまで。

土手上に久々に行ったら、緑が鮮やかで新鮮で、心が洗われた。とりたちのさえずりも心地よい。

落下する夕方 読書感想文

白河夜船のある体験 からの落下する夕方だったから、どこもかしこも三角関係の女性同士の友情?戦友祭りか、と


我ながら自分のチョイスに可笑しくなった。


8年付き合った彼氏に別れを切り出されるところから話はスタートする。


そして、別れの原因となった彼氏の好きな女が家に転がり込んできて、主人公もぜかその娘に、魅かれていく。


ケンゴ(彼氏)の仕事の描写が心に残っている。

営業職をやめる→無職になる→アルバイトを始める→労働の気持ちよさを知る


まさにいま、自分が悩んでいるところ。


その娘は、ケンゴの親友にも好意を寄せられているようだが、いまいちなぜみんな惹かれるのか、わからなかった。





そして大体自殺する


白河夜船 読書感想文

白河夜船は しらかわよふねと読むんですね。


意味は知ったかぶり、また熟睡して何か起こったかわからないこと。


まさに、本のタイトルに白河夜船な自分だった。


白河夜船と、夜と夜の旅人、ある体験の三部作


夜と夜の旅人、の内容が思い出せない


白河夜船は不倫女子の話。疲れている描写が美しい。何もしなくて良い身分が羨ましい。


憂鬱な自分の日常に重ねられていく。共感しつつも、良いなあ、という気持ちになった。


ある体験は、三角関係の女同士が同居して、仲良く?はならないが対話を積み重ねる話。


でも最後に戦友なような感情を抱く。


どういう心境なのだろうか、と新鮮なだった。


とも思ったが、男も一緒か。


台湾の映画、あの日一緒に追いかけた彼女のように、同じ人を好きになると、ライバル視もするし、妙な連帯感も生まれる。的な。


いつか振り返る時間もまた来るのなら、あの時は…だったねえ〜!!と美しい思い出にもなるのか。


でも、男の場合は片思いだったからこそ、美しい思い出になれるのに対し、こちらはもう三角関係で出来てるし。


ここからなぜか、江國香織落下する夕方、を読んだ。


巷では三角関係の女性同士の対話を描くことがブームなのか?とトレンドをキャッチした気でいた自分のチョイスの問題だった。



5/8Sun

明日から仕事が。

社会復帰できるだろうか。


改めて「他人」を強く意識した日だった。


シーラッハを全部読んだ。

きっかけは映画のコリーニ事件。

試読してみたいくつかの話に引き込まれた。


そして元敏腕弁護士が書く法廷フィクションのキャッチコピーに強く惹かれた。どこまでフィクション?どこまで実体験?




文章がシンプル、読みやすい。やはりハイライトは犯罪、罪悪、刑罰の短編集3冊だろうか。




禁忌は不思議な読後感。再読しないとよく理解出来ないかも。



人は誰もが薄氷の上で踊っている。という部分が自分の危うい現実を投影しているようで、心が共感すると同時に不安で震えた。