白河夜船 読書感想文

白河夜船は しらかわよふねと読むんですね。


意味は知ったかぶり、また熟睡して何か起こったかわからないこと。


まさに、本のタイトルに白河夜船な自分だった。


白河夜船と、夜と夜の旅人、ある体験の三部作


夜と夜の旅人、の内容が思い出せない


白河夜船は不倫女子の話。疲れている描写が美しい。何もしなくて良い身分が羨ましい。


憂鬱な自分の日常に重ねられていく。共感しつつも、良いなあ、という気持ちになった。


ある体験は、三角関係の女同士が同居して、仲良く?はならないが対話を積み重ねる話。


でも最後に戦友なような感情を抱く。


どういう心境なのだろうか、と新鮮なだった。


とも思ったが、男も一緒か。


台湾の映画、あの日一緒に追いかけた彼女のように、同じ人を好きになると、ライバル視もするし、妙な連帯感も生まれる。的な。


いつか振り返る時間もまた来るのなら、あの時は…だったねえ〜!!と美しい思い出にもなるのか。


でも、男の場合は片思いだったからこそ、美しい思い出になれるのに対し、こちらはもう三角関係で出来てるし。


ここからなぜか、江國香織落下する夕方、を読んだ。


巷では三角関係の女性同士の対話を描くことがブームなのか?とトレンドをキャッチした気でいた自分のチョイスの問題だった。